サンプル|物販事業者の場合
数字を読むのは、
こちらの仕事です。
毎月あなたの数字を突き合わせて、変わった点と、確認しておきたい点にだけ印をつけてお返しします。集計もグラフも前月との比較も、こちら側で終わらせます。
新しく作っていただく資料はありません。今お使いの管理表を、そのまま送っていただくだけです。決めるのは、これまで通り事業者様です。
これはサンプルです。架空の物販事業者(雑貨・日用品のECショップ)の数字で作成しています。実在の事業者ではありません。
1ヶ月目|6月
最初の1ヶ月は、月に1回のレポートだけをお届けします。この1回を見てから、続けるかどうかをご判断いただけます。
| 指標 | 6月 | 5月 | 増減 | 状況 |
| 売上高 | ¥3,180,000 | ¥2,950,000 | +7.8% | 順調 |
| 粗利率売上から仕入れ代を引いて、手元に残る割合 | 34.8% | 36.0% | -1.2ポイント | 様子見 |
| 在庫金額 | ¥2,340,000 | ¥2,100,000 | +11.4% | 様子見 |
| 在庫回転日数仕入れた商品が売れるまでの平均日数 | 38日 | 33日 | +5日 | 様子見 |
| 返品率売れたうち、返品になった割合 | 2.9% | 2.5% | +0.4ポイント | 様子見 |
今月の要点:売上は前月から増加しました。粗利率は1.2ポイント下がっており、今月の売上に当てはめると 約3.8万円分 にあたります。ほかの3項目もわずかに悪化方向へ動いていますが、この1ヶ月だけでは傾向と言えるかまだ判断できません。
「ポイント」は割合そのものの差です(34.8%が36.0%から1.2ポイント下がった、という意味)。
2ヶ月目|7月(継続1回目)
ここから、毎週月曜に1ページの速報も加わります。月に1回のレポートは、次のような順番でお届けしています。
01今月のまとめ
今月の数字を、変わった点と確認したい点に分けてまとめました。
| 指標 | 今月 | 前月 | 増減 | 状況 |
| 売上高 | ¥3,420,000 | ¥3,180,000 | +7.5% | 順調 |
| 粗利率 | 31.2% | 34.8% | -3.6ポイント | 要確認 |
| 在庫金額 | ¥2,860,000 | ¥2,340,000 | +22.2% | 要確認 |
| 在庫回転日数 | 46日 | 38日 | +8日 | 要確認 |
| 返品率 | 4.1% | 2.9% | +1.2ポイント | 要確認 |
今月の要点:売上は増えましたが、粗利率が3.6ポイント下がりました。今月の売上に当てはめると 約12万円分 です。
在庫は 52万円 増え、売れるまでの日数が8日延びました。返品率の上昇分は売上換算で 約4万円 です。
事業者様ご提供の目標値との比較:返品率の目標「3.0%以内」に対し、実績4.1%(未達)
割合のままだと大きさが分かりにくいため、こちらで金額に置き換えて添えています。目標値はAIが決めるものではなく、事業者様からいただいた数値をそのまま照合しています。
02こちらで確認した結果
いただいたデータを、こちらで一通り確認しました。
| 週 | 受け取り | 確認結果 | こちらの処理 |
| 第1週 | 7/1 | 問題なし | — |
| 第2週 | 7/8 | 問題なし | — |
| 第3週 | 7/15 | 気になる点あり | 返品分の一部が対象期間の外の日付になっていたため、こちらで除いて集計しました |
| 第4週 | 7/22 | 問題なし | — |
日付の付き方が揃っていない行が1週分ありましたので、こちらで外して計算しています。送り直しは必要ありません。以下のページは、確認の済んだ3週分をもとにしています。
送っていただいたデータに抜けや不揃いがあっても、こちら側で拾って処理します。整えてから送る必要はありません。
03前の月からの変化
先月と比べて、数字がどう動いたかです。
・売上高が前月比7.5%増加しました。
・粗利率が前月比3.6ポイント低下しました(売上換算で 約12万円分)。
・在庫金額が 52万円 増加しました(前月比22.2%)。
・在庫回転日数が8日延びました。仕入れた商品が売れるまでに、以前より時間がかかっています。
・返品率が1.2ポイント上昇しました(売上換算で 約4万円分)。
ここでは理由の推測は書いていません。事実だけを並べています。
04分かったことと、考えられること
数字から確認できたことと、そこから考えられることを分けています。
確認できた事実
・売上高は増えているのに、粗利率は下がっています。
・在庫が増え、売れるまでの日数も延びています。
・返品率が上がっています。
考えられること(まだ確かめていません)
・粗利率の低下は、値引き販売または送料負担の増加が影響している可能性があります。
・在庫が滞っているのは、新しい仕入れが売れるペースを上回っている可能性があります。
・返品の増加は、特定の商品カテゴリーに偏っている可能性があります。
これらは〇〇ストア様の事業内容を踏まえた推測であり、確定した原因ではありません。翌月の数字で確かめていきます。
05こちらで見ておく3点
来月のレポートで、こちらが重点的に見る予定の3点です。
- 値引き・クーポンの適用率が前月からどう変化したか
- 最近仕入れた品番のうち、販売が想定より遅れているものがどれか
- 返品が集中している商品カテゴリーがあるか
これらは事業者様に調べていただく項目ではありません。次回のデータが届いた時点で、こちらで確認してお伝えします。
06次に検討する3つの行動候補
以下は、今月の数字から考えられる行動候補です。実行するかどうか、どの順番で進めるかは、事業者様のご判断に委ねます。
- 値引き・送料負担の条件を見直す余地があります。
- 売れるのが遅い商品の仕入れペースを調整する選択肢があります。
- 返品が多い商品のページ・サイズ表記を確認する余地があります。
「やるべきこと」の指示ではなく、判断材料としての候補です。
07あるとより詳しく見られるデータ
今のデータで毎月お届けできます。もし以下がお手元にあれば、より細かく見られます。
- 商品ごとの仕入れ値(お使いの管理表に入っていれば、その形のままで結構です)
- 返品時のメモ欄(分類は不要です。書いてある文章のままお送りください。こちらで分けます)
お持ちでない場合も、今のレポートの内容は変わりません。新しく作っていただく必要はありません。
08先月の見立ては当たったか
先月お伝えした見立てが、今月どうなったかです。
| 先月の見立て | 今月の結果 | 判定 |
| 粗利率の低下は、新商品ラインの仕入れ値が高いためではないか |
新商品と既存品の仕入れ値を個別に確認したところ、大きな差はありませんでした |
当たらなかった |
| 返品率の上昇は、季節的なサイズ交換によるものではないか |
同じ時期のカテゴリー別データでは、特定カテゴリーへの偏りが見られました |
引き続き確認中 |
先月の見立ての1つが外れたため、今月は別の見立て(値引き・送料負担)に切り替えています。外れたときに外れたと書き、次につなげる。この積み重ねは、1ヶ月だけのレポートでは起こりません。
+毎週月曜の速報(1ページ)
月に1回のレポートとは別に、毎週月曜に1ページだけの速報が届きます。前の週から大きく動いた点だけを、こちらが自動で拾って並べたものです。7月は4回お届けし、うち1回で気になる動きを検知しました。
週次の速報|第3週対象 7/8〜7/14・お届け 7/15
売上¥865,000(前週比+2.4%)
気になる動き返品件数が前の週の約2.8倍(+180%)になっています
基準を超えた点今週の返品率が4.8%。事業者様の目安3.0%を超えています
データの抜け返品明細の一部で、日付が対象期間の外になっていました(こちらで除いて集計済み)
次に見る点この週の返品明細と、日付の付き方
| 週 | お届け | 売上(前週比) | 状況 |
| 第1週 | 7/1 | ¥820,000 | 特になし(初回のため前週比なし) |
| 第2週 | 7/8 | ¥845,000(+3.0%) | 特になし |
| 第4週 | 7/22 | ¥890,000(+2.9%) | 気になる動きあり |
3ヶ月目|8月(継続2回目)
7月の見立てが、8月にどうなったかです。
| 指標 | 8月 | 7月 | 増減 | 状況 |
| 売上高 | ¥3,510,000 | ¥3,420,000 | +2.6% | 順調 |
| 粗利率 | 33.6% | 31.2% | +2.4ポイント | 改善 |
| 在庫金額 | ¥2,540,000 | ¥2,860,000 | -11.2% | 改善 |
| 在庫回転日数 | 39日 | 46日 | -7日 | 改善 |
| 返品率 | 3.6% | 4.1% | -0.5ポイント | 要確認 |
今月の要点:粗利率が2.4ポイント戻りました。今月の売上に当てはめると 約8万円分 です。
在庫は 32万円 減り、売れるまでの日数も7日縮まりました。返品率も下がりましたが、目安の3.0%にはまだ届いていません。
事業者様ご提供の目標値との比較:返品率の目標「3.0%以内」に対し、実績3.6%(未達・7月の4.1%からは改善)
先月お伝えした見立てが、今月どうなったかです。
| 先月の見立て | 今月の結果 | 判定 |
| 粗利率の低下は、値引き・送料負担の増加によるものではないか |
値引き・送料の条件を見直したあと、粗利率が2.4ポイント改善しました |
見立てと一致 |
| 返品率の上昇は、特定カテゴリーへの偏りによるものではないか |
該当カテゴリーの商品ページ・サイズ表記を見直したあと、返品率は0.5ポイント低下しました。ただし目安にはまだ届いていません |
引き続き確認中 |
数字の動きが見立てと一致したことは確認できましたが、それだけで原因が確定したとは言えません。来月も同じ条件で見ていきます。
来月、こちらで見ておく3点です。
- まだ売れるのが遅い商品群の仕入れペース
- 返品率が目安まで下がらない要因が、ほかにもあるか
- 粗利率の改善が一時的なものか、来月も続くか
以下は、今月の数字から考えられる行動候補です。実行するかどうか、どの順番で進めるかは、事業者様のご判断に委ねます。
- 売れるのが遅い商品群について、さらに仕入れ量を絞る選択肢があります。
- 返品率の目安を見直し、毎月そのまま追い続ける余地があります。
- 値引き・送料条件の見直しの効果を、来月も確認する余地があります。
参考|数字から考えられる着眼点
3ヶ月分の数字を通して見えてきた、検討の余地
- 返品が集中しているカテゴリーについて、サイズ案内を加えるアイデアが考えられます。
- 売れるのが遅い商品を、セット販売やアウトレット枠など別の売り方で動かすアイデアが考えられます。
- 粗利率の改善につながった値引き・送料条件の見直しを、他のカテゴリーにも広げられないか、という視点が考えられます。
AI月報でお届けするのは、ここまで(数字の確認と、そこから考えられる材料)です。実際に設計して動かすところまで一緒に進める場合は、別サービスの範囲になります。
+毎週月曜の速報(1ページ)
8月も4回お届けしました。値引き・送料条件を見直した直後の週で、粗利率の改善が最初に表れた回です。
週次の速報|第6週対象 8/1〜8/7・お届け 8/5
売上¥870,000(前週比+2.4%)
気になる動き特にありません
基準を超えた点ありません(粗利率が前の週より1.1ポイント改善しています)
データの抜けありません
次に見る点特にありません
| 週 | お届け | 売上(前週比) | 状況 |
| 第5週 | 7/29 | ¥850,000(-4.5%) | 特になし |
| 第7週 | 8/12 | ¥880,000(+1.1%) | 特になし(返品率が目安内に戻りました) |
| 第8週 | 8/19 | ¥910,000(+3.4%) | 気になる動きあり |
3ヶ月を通して
売上は伸びていたのに、粗利率だけが途中で落ちていました
2本の線は目盛りが別です。上が売上高(左の金額)、下が粗利率(右の割合)。7月に2本が逆方向へ開いたことが、この3ヶ月で一番大きな変化でした。
売上高
粗利率
最終的な経営判断や実行判断は、事業を運営する事業者様が行います。お届けするのは、その判断のための事実と見立てまでです。
なお本ページは架空の物販事業者(雑貨・日用品のECショップを想定)で作成したサンプルで、数字・事業者名・レポート内容はすべて仮のものです。
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